働く女性を応援してくれる時短勤務という制度

近年では、妻と夫がどちらとも働く共働きをする家庭が増えてきています。しかし、仕事をしながら小さい子どもの面倒をみることはとても大変です。また、仕事を一度辞めてしまうと、なかなかそれまで働いていた職場に戻ることが困難だという問題もあります。そこで、2010年に開始された時短勤務という制度に注目したいと思います。

この制度を利用すれば、今までのように8時間フルタイムで働き続けることなく、6時間で仕事を終わることができるため、小さい子どもがいても安心して働き続けることができるのです。ただし、この制度は誰でも使用できるわけではなく、一年以上その会社で働いており、尚且つ今までの労働時間が6時間を超えていないと使うことができません。また、3歳に満たない子どもがいる家庭のみの適用なので、その点は注意が必要です。この制度を利用するにあたって気になるのは、働かなくなった分の時間の給料です。この制度は6時間で仕事を終わらせることを保証してくれていますが、仕事が出来なくなった時間の給料は、現在の法律で保証されていません。そのため、働いている企業にもよりますが、給料が下がってしまうケースがほとんどなのです。

しかし、新しくできたこの時短勤務の制度を上手に利用することで、今まで難しかったワークライフバランスが実現出来、子育てと仕事の両立が無理なく行えるようなります。今までのように、仕事を辞めて子どもが大きくなってから再就職を考える心配が少なくなったので、女性もキャリアを築きやすくなりました。結婚やショッ産後も仕事を続けたいと思うのであれば、自分に合っている制度なのかを見極めて、利用することをおすすめします。