時短勤務のメリットとデメリット

時短勤務のメリットは、育児と仕事の両立がしやすいことです。仕事を早めに切り上げることにより、生活に余裕が出来て、子どもと触れ合う時間が増えたり、生活リズムの改善にも取り組むことが出来ます。また、フルタイム勤務の場合だとなかなか手が回りずらい家事にも、時間を割くことが出来るようになるメリットがあります。そのため、家事が原因となる夫婦間のトラブルも少なくなる可能性も期待できます。

仕事面で考えると、今まで女性が出産のため諦めてしまうことが多かったキャリアの継続が実現しやすくなるという大きなメリットが生まれ、仕事に対する具体的な目標を立てやすくなります。将来に向けて、女性もキャリア磨きが出来るようになるでしょう。一方、デメリットは、思い切り仕事をすることが難しいということがあります。時短勤務の際は、どうしても周囲の人たちよりも仕事をする時間が短くなってしまうため、自分で率先して行いたい仕事の場合、時間の問題が発生してしまい、満足のいく仕事が出来ないことが起こるかもしれません。また、勤務時間が短くなることにより給料が少なくなる可能性が出てくるでしょう。

改正育児・介護休業法では、短時間勤務について定められていますが、短縮された時間に対する賃金の保障までは定められていません。そのため、時間を短縮した分の給料は差し引かれる場合があることを考えておく必要があります。このように、メリット、デメリットが存在しますが、働く意欲のある女性のにとって時短勤務は、心強い味方になるのではないでしょうか。